キスで起こして。
















学校は昨日から休み。

今日の部活は昼から。

人のこと呼び出しといてほったらかしなんていつものことだ。おれはおれで好きなことしてる。

でも、無性に相手にしてほしいときもあって今まさにそんな感じなのに、返ってきた返事は『んー・・・』



吹っ飛ばしたい。



なにんーって。ばかにしてるの?なんにもしてないくせに。どうせその右手に持ってる本だって、読んでるようで読んでないくせに。



・・・寂しいじゃないか。

だから拗ねてみる。

体育座りして、テレビだけに集中する。

ぱちぱちとチャンネルを変えていって彼が我慢できなくなったら





「・・・・・・・・・慈郎」





おれの勝ち。

その呼び掛けに振り返ると跡部の膝の上におれお気に入りのパウダービーズのクッションがあって、おれはそれにダイブ。





「大好き」

「はいはい」





多少沈みすぎるそれに頭をのっける。





「ねーこのまま寝てい?」

「だめ」





即答ですか。そうですか。でもこんなことでめげないよおれ。せっかく手にいれたポジションだもん。





「寝るなよ。昼から部活だぞ」

「起きるよ。大丈夫。まかせて」

「うそつけ」



良く分かってらっしゃる。うん。多分起きない。

いいじゃん別にさぼっちゃおう。





「さぼったら明日倍にすんぞ」

「うわ、エスパー」

「おまえの考えてることなんか顔でわかる」

「愛だね」

「すごいだろ」

「その愛をさぼりを見逃す方向に持っていってくれると嬉しいんだけど」

「愛は時として残酷なんだぞ」





どっかで聞いたフレーズ。まぁどうでも良いけどさ。

とりあえずおれは眠いのです。おやすみなさい。

「てめ!目開けろ!」

「嫌ですー寝るもーん」





びっしばっし頭を叩かれる。痛い痛い痛い。





「・・・・っ・・・じゃあ優しく起こしてくれたらすぐ起きる」

「は?」





まぬけな声を発して攻撃がやんだ。





「ゆっくりおれの体揺らしながら声かけて、おはようって囁いてちゅう」

「ばかか」

「じゃなきゃ仮に起きてもここどいてあげなーい」





そしたら跡部も共犯だよ。明日一緒に2倍メニュー。

おれはそれでも嬉しい。どんな形であれ、部活中まで跡部と一緒にいれるんだもん。





「・・・本当に起きるんだろうな」

「うん。約束」

「・・・わかった」





すっごい嫌そうだけどね。柄じゃないもんね。

いつもの跡部なら、蹴って転がして怒鳴り散らしてからちゅうだもん。

でもさ、たまには優しく起こしてくれても良いと思わない?





「おやすみなさい」

「おう」







楽しみ。2時間後、君はどんな風におれを起こしてくれるんだろう。











スガリョウタ様 からいただきましたvvv
跡ジロ最高ですっvvv
こちらのめっちゃ可愛いカッコイイ跡部とジローが好きで好きで大好きでたまりませんっ!!(シツコイ…
こんな素晴らしいものをいただけるなんて感激です!!

(文より)
吹っ飛ばしたい(キャーvvv
だから拗ねてみる(キャーvvv
体育座りして、(キャーvvv
おれの勝ち(キャーvvv
「大好き」 「はいはい」(キャーvvv
「愛だね」 「すごいだろ」(キャー!キャーvvv
いつもの跡部なら、蹴って転がして怒鳴り散らしてからちゅうだもん。(キャーvvv
楽しみ。2時間後、君はどんな風におれを起こしてくれるんだろう。(キャーvvv

イイとこだらけですv他にも気にいってしまったところたくさんあるんですけど
キャーキャーうるさいと思うのでこのへんで(十分うるさすぎですね、ハイ…

本当に素晴らしい跡ジロありがとうございましたっ☆
また絶対キリ番ゲットしにいきますっ!